本日の西日本新聞 福岡ワイドに先日から連載されていた 「古処の静寂」 春待つ秋月の総集編が紹介されていました! 

秋月の歴史、伝統、文化、秋月人を紹介して頂きました。

タイトル通り、今、秋月は、静寂に包まれています。

古処さんは、いまだに雪化粧をし、盆地らしく底冷えをする寒さ、身を切るような水の冷たさ

しかし、これも秋月の風物詩です!

この底冷えのする寒さ、身を切るような水の冷たさが、なければ、良質の本葛を作ることが出来ません!

静寂と寒さの中、本葛作りは、熱い日々を送っております!

少しずつですが、庭の紅梅が、点ほどの赤いつぼみをつけ春の足音が、聞こえるようになってきました!

この時期の秋月にも是非、足をお運びください!

お待ちしております!

秋月のこれからの行事

3月17日(土曜日)18日(日曜日)19日(月曜日)20日(火曜日) 秋月 葛蔵開き

3月18日(日曜日) 第一回 秋月桜開き

4月1日(日曜日) 秋月桜祭り

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昨日、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」の取材があり本葛の原料である寒根葛の根を山から掘り出すところや鹿児島工場が撮影されました!

今回は、本葛の原料である寒根葛の根を山に堀に行くところから本葛の製造の様子を撮影され

葛餅や筑前の郷土料理「だぶ」をレポーターの松嶋初音さんが食べるところがあったりと

盛りだくさんの取材でした!

本葛料理が体を温める事などが紹介されます!!

また、十代目 高木久助がアイデアを出した「○○」がスタジオで、紹介されるそうです!

放送が楽しみです!

放送日 平成24年2月24日 金曜日 21時00分(放送予定)

テレビ東京

是非、ごらんください!!

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本葛の原料である寒根葛の根を掘っている所です!

「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」のホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/

祝い!!葉室麟先生!第146回直木賞受賞おめでとうございます!

このたび秋月の歴史をテーマにした歴史小説「秋月記」を書かれました。久留米在住の作家、葉室麟先生が第146回直木賞を「蜩ノ記」で受賞されました!お祝い申し上げます!

秋月記では、フィクションですが、秋月で久助が本葛作りを始めたことが、書かれています。秋月記も直木賞候補に挙がりましたので、大変素晴らしい歴史小説ですのでお勧めです!是非一読ください!

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本葛作りは、一期一会!!(本葛粉の作り方・本葛粉の製造)

本葛の原料の寒根葛の根の収穫は、秋に霜が降り、葉っぱが枯れ、養分が根に貯まっている12月から3月まで、おこなわれます。

葛は、マメ科の多年草で、秋の七草の一つです。

収穫地は、鹿児島県の大隅半島を中心にした、熊本、宮崎、鹿児島の南九州になります。

「堀子さん」という寒根葛の根を掘る専門の方々が、山野に入り、スコップとクワで掘り出し、道のあるところまで、人が担いで持ち出します。

これが、山野に自生した、天然の本葛の原料の寒根葛の根になります。 (約30年から50年以上たったものを収穫いたします。)

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大きいものは、人と同じぐらいの大きさになる物もあります。

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まず、寒根葛の根の良不を確認した後、一つ一つ表面の泥や石を取り除く、コサギという手作業をおこないます。

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次に、寒根葛の根を洗います。

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洗われた寒根葛の根を繊維状に粉砕します。

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粉砕し、繊維状になった寒根葛の根に水をかけ混ぜ合わせ、ふるいで振るいます。

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振るわれた本葛の原液は、タンクにためられ、浮かし取りという行程で、微細カスと本葛の原液に分けられます。(まだこの時は、アクが強く茶色い色をしております。)

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アク取りや水晒し、沈殿を何回もおこない、粗葛(そくず)に仕上げるまでを鹿児島工場でおこなっています。

ずいぶん白くなってきています。

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タンクで沈殿し、コンテナ詰めされた粗葛、これを秋月へ送ります。

ここまでが、鹿児島工場で、おこなわれる作業です!

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