おはようございます!見習い葛職人の川原です。
秋月の桜が徐々に咲き始め、訪れるお客様も増えてきました。
着物の女性も多く、とても華やかです。
写真は、廣久葛本舗の店舗から徒歩3分の、県指定有形文化財「目鏡橋(めがねばし)」の今朝の様子です。
秋月名物 太閤葛餅や、葛桜(秋月桜小町※季節限定)、葛湯、葛きりなど、秋月店舗でお召し上がりできるメニューや、お持ち帰りメニューについて特集ページを作成しました。
特集ページはこちら↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/taikoukuzumochi
こんにちは!見習い葛職人の川原です。
今週は、鹿児島から届いた本葛(粗葛)を、数回に分けて「舟上げ」しました。

舟上げは秋月で行われる伝統的製法で、舟と呼ばれる木箱の中に木綿の布を敷いて、ポタポタと水抜きした翌日にすくい上げます。
すくい上げた本葛はプルプルしていて重さがあり、目を戻したらもう隙間が埋まっていたりして、すくい上げるのも一苦労です。

木枠の中にうつし、たたいて平坦にします。慣れるまでは息切れするほど大変な作業ですが、こうすることで中の空気が抜けて発酵を防ぐそうです。
舟上げした直後の固まりからは想像できないくらい、数分叩いただけで表面がツルツルになります。本当に不思議な物体です。
鹿児島から早めに秋月に戻ってきたおかげで、舟上げにまで携われてよかったです。これから葛蔵で半年以上自然乾燥させるため完成はまだまだ先ですが、あの根っこの状態からここまでの工程を見ていると、なかなかに感慨深いものがあります。
秋月歴史浪漫菓子「太閤葛餅(たいこうくずもち)」と、季節限定の「葛桜(くずざくら)」を本日より販売いたします。
朝の仕込みの様子です。秋月にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい!

