今年度初の「舟上げ」を行いました。

見習い葛職人の川原です。

今年度初の舟上げが無事に完了しました。

舟上げの前後日も舟入れなどの準備や片付けで忙しいのですが、ひとまずホッとしています。

本葛をすくい上げる直前の状態です。

色やにおい、弾力などとても良い状態に見えます。

コテを使ってすくい上げます。本葛にかなりの重量感があり一苦労です。

この後、上げた本葛を二人一組で叩いて平坦にしていきます。

(必死に叩いていて、写真を撮るのを忘れていました)

たたきの後、布をかぶせてその上から本葛粉をまぶして水分を吸わせます。

粉の量や水分を吸わせる時間は、本葛の状態や気候によって微調整します。

時間をおいて布をはがしました。

しっかり乾いていて、良い具合です。

包丁で切り分けて、もろぶたと呼ばれる木枠に並べます。

この切り分ける時と、たたき、舟からすくい上げるところが特に力仕事です。

とても疲れましたが、去年と比べると疲れ方が軽いので少しは慣れてきたのかもしれません。

また次の舟上げに向けて作業を進めていきたいと思います。

 

本葛 【公式】ネット通販|廣久葛本舗 十代 高木久助

「本葛作り」 伝統的製法・舟入れ・舟上げ

秋月は、山に囲まれた盆地です。
冬場、寒がしまり底冷えをします。
この寒さが本葛作りには欠かせません。
何故かと言いますと本葛はデンプン質ですのであたたかいと
雑菌が繁殖して発酵をいたします。
発酵すると粘りやのどごしが悪くなります。
その為、寒のしまる冬場に水晒しをしてアクをぬく作業をします。
このことを寒ざらしと言います。
ここ何日か、秋月は雪が降り寒がしまっています。
いよいよ今年度初めて高木久助家伝統的な作り方の舟入れ、舟上げをいたします。
この製法は、日本でもゆいつ当家だけがおこなっている伝統的本葛作りの手法です。

本葛のネット販売は、こちらから

https://www.kyusukekuzu.jp/SHOP/463106/list.html

 

 

 

 

秋月の初雪

見習い葛職人の川原です。

今朝は予報通り、秋月にも雪が積もっていました。

昨年まで冬は鹿児島にいましたので、雪自体久々に見た気がします。

秋月は周辺と比べて特に寒く、古処山の名水も相まって葛づくりに最適な土地柄のようです。

杉の馬場通りの桜並木も見てきました。

春と秋に多く人が訪れる通りですが、雪をまとった桜もなかなかきれいでした。

冬の秋月は鹿児島と違い、底冷えする寒さです。

秋月桜巡り 「寅さん恋心桜」河津桜

場所 (株)廣久葛本舗裏 朝倉市秋月532 (令和2年2月14日現在)

秋月の旧跡・名所に咲く桜に名前をつけていますのでそこを桜巡りしていただきたいと思います!

秋月でも最初の方に咲く河津桜(株)廣久葛本舗裏にある小道で、第28作 昭和56年12月「男はつらいよ!」寅次郎紙風船旅、マドンナ 音無美紀子 寅さんが音無美智子に恋心を抱きながら別れるシーンのロケがおこなわれました!

その当時、秋月がロケ地になるのは珍しく秋月中の人が撮影を見に来たと言われています!
映画を見ると秋月の昭和時代の町並みや中学校が描かれていて昭和の秋月を感じます!(現在、災害で通れなくなっていますのでご注意ください!早い復旧を願っています!)

「男はつらいよ」公式サイト

https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/location/389/

葛湯(くず湯) 

風邪・インフルエンザ予防に「うがい・手洗い・久助の葛湯」で免疫アップ!!

この時期は空気も乾燥していて、体が冷えると風邪・インフルエンザにかかりやすいです。
こんな時は、昔から言われています。
「うがい・手洗い」が大事ですね!
そして体をあたためる久助の葛湯は、如何でしょうか!

久助の葛湯で体を温めて免疫力もアップ!
体が冷えると免疫力低下の原因にもなります。免疫力が低下すると風邪・インフルウンザにかかりやすくなります。

久助の葛湯は、天然純国産本葛100%を使用しています
本葛には、イソフラボン類が含まれており血行をよくし体をあたため筋肉痛を和らげリラックスすると言われています
また本葛は生理前や更年期、女性特有のホルモンバランスの乱れ、などの時もいいようです。

熱々の葛湯を飲むことによって冷えた体をあたため免疫力アップに繋げましょう!

この季節、風邪・インフルエンザの予防に久助の葛湯をご家庭のキッチンに常備しては如何でしょうか

風邪・インフルエンザ予防に「うがい・手洗い・久助の葛湯」で免疫アップ!!

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本葛の樽引き

見習い葛職人の川原です。

鹿児島から今季2回目の本葛(粗葛)が届き、1回目の本葛と並行して製造を進めています。

上の写真は、1回目の本葛を「樽引き」しているところです。

 

大きな晒しタンクから、丸いタンクに小分けし、かくはんしています。

この丸いタンクから青い樽に浮かしどりで移していくのですが、手順が意外と多いので、一つ一つの作業内容をしっかり理解していないと、なかなか身につかないように感じています。

 

本葛をこぼさないよう、慎重に作業します。

 

このまま数日寝かせて、次はこれらを集める「樽寄せ」です。