本葛の製造工程のお話

今日は、本葛の製造工程の中で、浮かし取りと黒だご(黒せん)についてのお話です!

浮かし取りと言う工程は、本葛と真水を混ぜ合わせあるて一定時間おいてから上の部分だけ抜き取る作業の事を言います!
この浮かし取りの時間は、その日の温度、本葛の状態を見ながら決めますので、熟練の経験が必要です!
そして、一番底に残った物の事を黒だご(黒せん)と言います!
黒だご(黒せん)は、本葛製造時に必ず出てくる物です!

浮かし取りの上の部分は、次の工程の水晒しに移行していきます!
黒だご(黒せん)の部分は、集めてきて、また、浮かし取りをし、上の部分だけ取り出して、この工程を何回も繰り返します!
しかし、最後に残った黒だご(黒せん)は、製品化をしません!
昔から職人さんたちの、おやつとして、団子状に丸めて、いろりの灰の中に入れて焼きそれを食べていました!
食べると苦味がありますが、これが体にいいと言って職人さんたちは、食べていました!
または、家庭用に使うなどして、いました!
昔から葛は、捨てるところがないと言われています!

色の黒い部分が、黒だご(黒せん)です!

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