秋月の黒門(県指定史跡)
本葛(本くず粉)と秋月
筑前秋月は福岡県のほぼ中央部、山林と水田に囲まれたのどかな朝倉市に位置しています。
かつて秋月は、鎌倉から戦国時代にかけて勇名を馳せた秋月氏、福岡藩黒田家の分家として栄えた五万石の城下町。今も町中に残る武家屋敷跡の石垣、土蔵の白壁、古い格子の通りが往時の面影を色濃く伝えています。その落ち着いたたたずまいから、秋月は四季を通じて多くの観光客でにぎわいます。
背後に広がる山、澄んだ空気、清冽な流れ。秋月の魅力はその豊かな自然を抜きには語れません。
そしてその恵まれた環境こそ、本葛(本くず粉)づくりには最適だったのです。昔、秋月の周辺の野山には至る所に葛が群生していました。秋月では葛のことを寒根葛(かんねかずら)といい、葛の根を寒根(かんね)と呼びます。この寒根には良質の澱粉が含まれていて、この寒根から抜き出した澱粉を幾度となく水でさらしてアク抜きをして純白にしたもの、それが本葛(くず粉)です。
葛の根からとれる本葛(本くず粉)の量はわずか7〜10%ほど。百キロの根から7〜10キロ程度しかとれません。それも、その年の天候によっても左右されます。台風で葉を落としてしまい光合成が十分にできなかったり、長雨が続いて日照時間が足らなかった年は、根の澱粉の蓄えが少なく、本葛(くず粉)のとれる量がさらに減少します。本葛(本くず粉)が別名「白い金」といわれる所以です。
本葛(本くず粉)にはもともと解熱、発汗作用、筋肉や血管の緊張を和らげる働きがあり、昔から風邪、下痢、肩凝りに効果があるとされてきました。滋養強壮効果にも優れた久助本葛を、さまざまな料理やお菓子に幅広くお使いください。


秋の七草の一つ「葛の花」

昭和3年
昭和天皇御即位の際、福岡県より献上
写真中央右は

八代目久助





本葛(本くず粉)には、イソフラポノイド(ダイゼイン)という成分が多く含まれており、血行をよくし筋肉の緊張をやわらげ炎症や熱を下げる効果があります。したがって、体が温まり精神のイライラや不眠などを解消し、気持ちを落ち着かせるリラクゼーション効果があります。お子様からお年寄りまで安心してお召し上がりいただけます。

は食材や漢方薬、花は茶花としてだけでなく、酒毒を消す効果もあり、秋の七草のひとつにも数えられています。蔓は布や蔓細工などとして、生活に溶け込んでいます。

 

(株)廣久葛本舗

十代 高木久助

〒838-0001
福岡県朝倉市秋月532番地
TEL:0946-25-0215
FAX:0946-25-0888

□ 営業日 年中無休(ただし1月1日・2日

  は、お休みをいただく場合がございます)

営業時間 午前8時00分から

       

        午後17時00分まで

□ 甘味処 築260有余年 秋月古商家

葛茶房 葛の花

     

午前10時00分から

午後16時30分

(オーダーストップ)

駐車場 20台

 

当主 久助のブログ

 


「廣久本葛」「秋月本葛」「久助本葛」は廣久葛本舗の登録商標です

   

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